🦷 歯みがきの「見える化」!PCR(プラークコントロールレコード)とは?
こんにちは!
10月中旬に入り、新潟はグッと冷え込んできましたね🥶
みや歯科医院では、ユニットに座る際、足元寒い方はひざ掛けご用意したので
お気軽にお使いください😊
話を戻します!
みなさん、毎日きちんと歯みがきをしているつもりでも、
「本当にちゃんと磨けているのかな?」と思うことはありませんか?
小さい頃、赤く歯を染め出して汚れているところを磨いてみましょう!
ということをされた方も多いのではないでしょうか?
歯科医院でも歯を染め出すことで、磨き残し・プラークがたまっているところを
定期的に数値化してチェックすることがあります。
それが、
【PCR(プラークコントロールレコード)】というチェック方法です✨
🔍 PCRってなに?
PCR(プラークコントロールレコード)は、
歯の表面に残っているプラーク(歯垢)の量を数値で表したものです。
染め出し液を使って、歯みがきの“磨き残し”をチェックします。
歯の汚れがどのくらい落とせているかを、数字で見える化できるんです!
この「PCR(プラークコントロールレコード)」という考え方は、
1972年にO’Leary(オーリアリー)らによって提唱された
プラーク付着状況を評価するための方法です。
O’Learyらは、この方法を使うことで
患者さん自身がどの部分に磨き残しがあるかを自覚し、
ブラッシング技術を改善できることを目的としました。
つまり、PCRは「評価のための数値」ではなく、
セルフケアを上達させるための指標なんです🪥
なお、新型コロナウイルス検査などで使われる「PCR検査」とはまったく別の意味です。
ウイルス検査でのPCRは、
「ポリメラーゼ(Polymerase)・チェーン(Chain)・リアクション(Reaction)」
の頭文字を取ったもので、遺伝子を増幅して調べる検査方法のひとつです。
歯科で使うPCRは、**Plaque Control Record(プラークコントロールレコード)**の略。
どちらも「PCR」と呼ばれますが、まったく別のものです!
🪞 チェックの流れ

- 専用の染め出し液で歯を染めます。
- プラーク(歯垢)が残っているところが赤く染まります。
- 歯の面ごとに「プラークが付いているかどうか」を調べ、次の式で計算します👇
PCR = (プラークが付いていた歯面 ÷ 全ての歯面) × 100
📊 数値の目安
| PCR値 | 状態の目安 |
|---|---|
| 10%以下 | とても良い:理想的なブラッシング✨ |
| 20%前後 | 良好:ほとんどの部分がきれいに磨けています |
| 30〜50% | 要改善:みがき残しが少し多め |
| 50%以上 | 不十分:プラークが残りやすい状態😅 |
実際、来意される患者さんの多くは初めてのPCR検査で現実的にはPCRが50%以上の方が多い印象です。
そして歯周病傾向にある方は、もう少し数値が高い傾向です。
スタッフ間でもPCR検査をお互いしてみましたが、20%を切るのはなかなか至難の業…。
💡 PCRを知るメリット
- みがき残しを可視化できる
- 自分の苦手な場所が分かる
- ブラッシングの上達が実感できる
- 結果的に虫歯・歯周病の予防につながる
🌿 みや歯科医院では
みや歯科医院では、希望や必要に応じて染め出し+ブラッシング指導を行っています。
実際に自分の口の中を見ながらチェックすると、
「ここが磨きにくいんだ!」と気づきがたくさんありますよ😊
PCRの数値が高くても「できていない」ではなく、
“もっと上手になれるヒント”をくれる検査です🪥✨
伸びしろも多いということです😊
一人ひとりお口の中のの状態、歯並びも違います。
衛生士があなたに合った磨き方、歯ブラシ以外にもどうのようなデンタルグッズを使って
セルフケアが上手くなるのか等、アドバイスいたします。
気になる方は、ぜひスタッフに声をかけてくださいね。
歯科の定期健診随時受付中です!
1年以内に歯医者行っていないなぁという方はお気軽にお電話ください♪
みや歯科医院
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